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なにもかも上手くいかなかった一人の女性が「幸せに好転するパワースポット」を生み出すまで

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#人生大逆転#美容鍼灸#女性社長

美容鍼灸サロン「銀座ハリッチ」を展開する、株式会社N-LaBoの川辺奈穂社長にインタビューしました。
輝いて見える川辺社長ですが、20代は職場を転々とし「私は人生を踏み間違えたな」と思うほどの状況におかれたこともあったといいます。
そこからどのように人生を立て直し、事業を築かれたのか。その過程に込められた想いや、美容鍼灸にかける情熱を伺いました。

株式会社N-LaBo
川辺 奈穂
川辺奈穂社長のプロフィール画像

美容に興味を持ち、学校卒業後は資生堂に入社。27歳で美容鍼灸と出会い、自身の不眠や肌荒れが鍼灸で改善した経験から、美と健康の悩みを持つ人々の「かけ込み寺」を作りたいと考え、2014年に株式会社N-LaBoを設立。現在までに銀座・表参道・麻布十番・新宿・福岡など「銀座ハリッチ」を18店舗展開。

川辺奈穂社長のプロフィール画像

「本当に生き直さなきゃ」
職場を点々とした20代と、人生転換のきっかけ

川辺社長が一社目に資生堂を選ばれた理由や、入社後のことを教えてください。

母が資生堂に勤めていたので、私も美容系の仕事に就きたいと思っていました。
最初から仕事自体は楽しかったのですが、自己管理が最悪で…睡眠不足で出社したり、勝手にアルバイトをしたり。
そんな働き方をしているから当然評価はされず、次第に仕事もつまらなくなって。今思うと本当にダメな社会人でした。
他の美容系職種に転職しても、仕事に対してのスタンスがよくないからそこでも上手くいかず。職場を点々としました。

今のお姿からは想像がつきませんね…どうやって変わったのでしょう。

ある時地元の同級生と中目黒へイタリアンのランチを食べに行ったのですが、私はその時5000円しか持っていなかったんです。
それでもその会には行ったのですが、皆お酒も飲むじゃないですか。私、飲み物代を計算に入れてなくて、お金がないわ恥ずかしいわで「お腹が痛い」と言って帰りました。
結婚もしていないし、定職にもついていないし、貯金もない。みんなはちゃんとやっているのに、私は人生を踏み間違えたなっていう後悔をすごくしました。

そうなんですね。

あと心のどこかに「皆さんに誇れる仕事で一生を終えたい」という想いもあって。
母は本社のクレーム対応の責任者をしていて、会社でもすごく活躍しながら、女手一つで私を育ててくれたんですよね。そういう母に憧れていたのだと思います。
そんな色々が重なり「本当に生き直さなきゃ」と思ったタイミングで、美容鍼灸の仕事を知りまして。見つけた瞬間に「これだ!」と思って、学校に行きだしてからはもう勉強が楽しくなってしまって、自然と頑張れたという感じです。

ガラッと変えて、やりづらさはありませんでしたか?

今までずっとふざけて生きてきたので、そんな私がマジメにやってみると褒められたり、急にありがとうと言われたり。
マジメに起きるといいことがいっぱい起きるなってことを初めて知って、楽しくなりました(笑)
というわけで、何もかも上手くいかない人の気持ちがよくわかるので、今は「生き方さえ変えればこんなに楽しく人生が変わるし、自分に自信が持てるよ」と伝えたいとも思っています。

根本にあるのは「自ら苦しんだ経験」
だからこそ、真に人のためになる事業が生まれる

あと、人生を転換させるためにもう一つ大事なのが“体調管理”なんです。
自立神経が整い、身体が元気になると、思考が冴えてパワーがみなぎり、パフォーマンスが上がるんですよ。それをお客様や社員にも知って欲しいなと思っていて…単なる“施術をする”だけで終わらせないというか。
美容鍼灸は、パフォーマンスを上げる、人生を豊かにする、笑顔を増やすための手段になると、私自身強く実感したので、そんな鍼をどこでも受けられるようにしたいと思い、ハリッチを展開しています。

川辺奈穂社長施術中の写真

素敵ですね。

治療すると本当に元気になるんですよ。
私も当初は美容目的で鍼灸師になりたいと思っていたのですが、治療を受けたことで自律神経失調症やパニックがあったのが治って。体調が整うと性格も変わるんですよね。
内臓が悪ければ思い悩みやすくなるし、血流障害になればイライラしやすくなる傾向にある。性格には体調が影響するので、そこを整えてあげると仕事も人生も上手く回っていく…ハリッチはある意味、幸せに好転するパワースポットとして存在しているのだと思います。

起業されてから壁にぶつかることはありましたか。

色々ありますが…やっぱりコロナ禍は大変でしたね。
お客様が来ないので全店舗の予約がガラ空きになってしまった上に、次の新入社員を20人採用してしまった後でしたし…いつ状況が変わるかもわからない中、本当に大変でした。
ただ、そういうピンチの時に大チャンスを掴んでいる人もいるじゃないですか。例えばコロナ禍でマスクの会社の売上が伸びたり、検査薬やワクチンで儲ける会社があったり。ピンチの時にこそ、皆が求めているものを事業化してチャンスを得ている会社ってやっぱりあるんですよ。
うちもそうならくてはと思い、自宅で美容鍼ができるセットを作ったのと、コロナ禍で皆宣伝が憚られる中、うちはオープンしているとSNSで発信したことで、補助金に頼らずとも売上を保つことができました。
だからピンチの時こそチャンスがある、そして良い意味で人と真逆のことをするというのはいつも心がけています。

波がある中でも走り続けてこられた、モチベーションを教えていただきたいです。

お金のためだけにやっていないからだと思います。
鍼灸師って「体調がよくなった、ありがとう」「綺麗になれたのは先生のおかげ」と直接言っていただける仕事なんですよね。言われた社員がモチベーションが上がって、私にありがとうと言いにきてくれることもあります。
ハリッチって、ありがとうが飛び交う会社と言われていて…知人から「ハリッチの社員さんはありがとうとたくさん言ってくれるから、勝後にこっちが嬉しくなる」って言ってもらえたことがあったのですが、お客様がリピートしてくださるのも、販売している化粧品を買ってくださるのもきっとそれなんですよね。
お喜びいただける仕事をする、だからありがとうが飛び交うし、「この人にまた会いたい」「この人から買いたい」と思ってくださるファンが増え、社員の自信にもなりもっといい仕事ができる。そのいい循環ができているのだと思います…ごめんなさい、少しテーマから逸れたかもしれません。
話をモチベーションに戻すと、私のビジネスはすべて自分が苦しんだ経験が元になっているんですよ。このビジネスやったら当たるといった考えではできなくて、自分が不眠で困った、肌荒れやメンタルで困った…それを解決しようと動いた結果ビジネスになったという形。
だからこそ困っている人の気持ちがわかるし、本気で助けたいという気持ちでやっているので、どんな状況でも頑張れるのかなと思います。

社員には、土台となる“スタンス”をきちんと育ててあげたい

社員の皆さんもそんなところに惹かれているのかなと思いました。

そうですね。でもただそれだけだと弱くて…目的がお金ではもちろんありませんが、ビジネスマンとして、喜んでいただいた分の対価がちゃんと入るのがいいビジネスだと伝えています。お給料は喜んでいただいた分の通知表だよと。
自分にも会社にもお客様にも社員にもメリットが回るような“四方良し”をやりましょうと言っています。ビジネスの何かを決める時は絶対皆がバランスよく得をできる考え方でやれば、事業が失敗することはない。
難しいことはできませんが、そういう絶対的な決まりは自分の中にある気がします。

そういった考えは社員の皆さんに浸透していると思いますか?

していると思います。新人研修を 6 ヶ月間設けているんですよ。入社して最初にどんな人が関わるかが結構大事だと思っているので、育てる側を誰よりもそういう思考と行動をしている人にして、彼らに育ててもらうことを徹底しています。
鍼灸師として、プロとしてのスタンスを育てる時間をかなりかけるので、毎年「事業と関係のない話が多すぎる」と声が上がります。
確かに普通は売上を上げるためすぐにデビューさせるのでしょうが、私はビジネスにおいて“スタンス”が本当に重要だと自分が身を持って体感したので、そこはブレずに行きたいと思っています。

編集後記

「痛い思いをして、反省して変えての繰り返しなんですよ」飾らない言葉の数々に心揺さぶられ、強く勇気づけられるような時間でした。 「生き方を変えれば人生は変えられる」を体現し続ける川辺社長の姿は、今まさに迷いの中にいる方々にとって励みになるはず。より多くの人へこの記事が届くことを切に願います。

編集:佐藤 由理

「株式会社N-LaBo」概要

2014年設立。美容鍼灸サロン「銀座ハリッチ」や不眠特化型鍼灸院「NEL」を展開し、東洋医学をベースに“美と健康”を統合的にサポートする企業。自社化粧品の開発や教育体制も強化し、心身の根本改善を目指している。

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